2010年4月27日火曜日

米の為替報告延期、中国の政策変更につながらず=シンクタンク

 [北京 5日 ロイター] 中国商務省のシンクタンクのエコノミスト、Huo Jianguo氏は5日、米国が中国を「為替操作国」に認定するかどうかの決定を先送りしたことについて、中国が近く人民元の調整を行うことにはならないとの見方を示した。
 米政府は為替報告書で中国を「為替操作国」に認定するかどうかの判断を迫られていたが、ガイトナー財務長 rmt 最安
官は3日、4月15日に予定していた同報告の公表を延期すると発表した。これについて中国政府は今のところ公式な反応は示していない。
 Huo氏はロイターに対し「これはポジティブなシグナルだと信じている、少なくとも米国側は、さらに検討や交渉を行う余地をつくった」としながらも、「近いうちに人民元の調整が行われるとは思えない。われわれは、中 rmt
国の輸出回復が持続的なものであり、企業が人民元の上昇を受け入れられるか見極める必要がある」と語った。
 アジアのオフショア市場で人民元相場は為替報告書の公表延期にはほとんど反応していない。1年以内に人民元の調整は行われないとの投資家の見方を反映しているとみられる。
 人民元の1年物ノンデリバラブル?フォワード(NDF)の対ドル
相場は6.6455元から6.639元で推移した。1年間で約2.8%上昇を織り込んでいる。香港と上海市場は祝日のため休場だった。

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引用元:ロハン(新生R.O.H.A.N) 専門サイト/

2010年4月9日金曜日